田崎 稔さん(千葉市)

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田崎 稔_01

日向の森に親子3人で通い始めて3年が経ち、娘は今年から小学1年生になった。
当初は、荒れ放題の藪の壁が迫り、娘が転んでケガをしないか心配だった荒山も、
今では人間との共存の場【里山】に姿を変えた。

森で友達と縦横無尽に山野を駆け回る娘の姿は正に【子供】そのものであるように思う。

日向の森は縄文遺跡群があると聞いた。
娘は今、二千年前の子供が走った足跡の上で跳ね、笑い、時にケンカをしながらも
名残惜しいバイバーイの声が森にこだまし、夕日に照らされる頃彼女の顔は幾分逞しさを帯びて見える。

脈絡と続くこの森と記憶を重ねていく彼女たちと、この森との成長は大きな財産になるだろう。
バックシートで眠る娘をみながらそう思った。

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