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齊藤はるかさん(印西市)

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齋藤はるかさん

千葉県北西部で農家をやっているが、毎年荒れていく森林や田畑が増え、人がいない荒れた土地にイノシシが巣をつくり、獣害が拡大している。とはいえ、農家以外の住民のほとんどは実害が発生するまで気づかない。

日向の森は一部の管理が開放され、老若男女が森林の手入れに集っている。将来世代の子供たちも参加する森のコミニティーの場で、新しい価値観を表現するアーティストが活動し、その空間に魅せられて関係人口が増え、結果的に森林整美の担い手も増えていく。

この光景は「森林管理はコストが高く、そもそも担い手もあと何年後にはいなくなる、、」と悩んでいた私のような農民にとっては救いのようだった。

森林整備に参加する度、私の村でもこうした構築が必要になると感じている。

開かれた新しい公共性のモデルとして多くの人に訪れて体験してもらいたい。