
土壌学に精通し国内外数百か所の土を掘りながら物理性・化学性だけでなく、数万年前、数億年前かつてそこに広がっていた景色や植生、人々の生活など、その土に刻まれた記憶を読み解いて来た風土探求家のはるさんこと斉藤はるかさん。活動拠点のはる農園では畑や森の多面的要素を引き出すことで、世代、職業、価値観や考え方の違いを超えて多様な人が集い、自然と人の間に様々な文脈が生まれている。
今回開催する「畑のビビビ・一時限目」は、そんな環境と人とが交わるところで育まれる「風土」という深く広い接点を介して農と関わるはるさんだからこその視点とアプローチを交えながら畑と向き合う年間プログラムの第一回目。
農法や収穫量などに重きを置くのではなく、今ある私の日常に心地よく馴染んでいくような植物とのお付き合いのあり様を探っていきます。ある鳥が特定の木の実を好み、種を拡散するように、一人一人が畑の中に心躍る瞬間を見出し、それがまた畑を育てていくよう多元的・多層的関わり合い、、。
土・動植物・虫・微生物・太陽・風・水…様々な要素とリズムを紐解きつつ、一人一人の個性、身体や感情のリズムをそこに重ね合わせ、畑との心地よい接点を探っていきます。
第一回目は播種と定植。種まき、定植、間引きが“仕方”という定理に落とし込まれる前の、自然の観察がテーマ。種子の形状や大きさは撒き方を、葉っぱのカタチはどんな土地や気候を好んでいるかを知るカギとなり、土づくりにおいても基本は土と植生が教えてくれます。さらに人の営みである文化・歴史、その土地の成り立ちを紐解くことで、その場の文脈に抗わない、調和のとれた地拵えの方向が現れていきます。そんな自然や、土地に刻まれた文脈を読み解く観察のコツをはるさんに教えて頂きながら地拵え、播種/定植を行います。

『畑のビビビ・一時限目』 -はる農園 × CHARCOAL&AXE-
【日時】2023年5月14日(日) 9時~12時
※雨天延期 (前日18時の予報をもってC&A WEB、またはFBページ他SNSにてお知らせいたします)
【会場】 日向の森(ヤケマルタトオノ会場)
【料金】一般:2500円 ※2回目のご参加から2000円
3rd会員:1500円 ※2回目のご参加から1000円
※森のつくりなおし会員制度についてはこちら⇒https://charcoal-and-axe.wo-un.com/crewship/
※ 本イベントの運営を含む 森のつくりなおし活動協力費としていただいております
【定員】30名
【内容】夏野菜の播種もしくは定植(トマト、きゅうり、ピーマンなど)
播種にあたっての地拵え
【持ち物】 グローブor軍手、汚れてもいい服装、長靴など
※一年をおおよその期間として隔月開催を予定しています。各回の間にも状況に応じて草とり、芽かき、間引き、 収穫などの作業、SNSでの情報共有を行う予定です。
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※ <申し込みフォーム>よりお申し込みください
【ゲストナビゲーター】

斎藤 はるか/ Saito Haruka
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はる農園 / LGBT百姓
大学で土壌学を専攻。タイ、アメリカ、ベトナムや国内の土150以上を掘ってまわり、風土と社会について、農業の現場で学ぶ。
茨城の農業法人に勤務後、2012年に千葉県印西市で独立してはる農園を始める。
農園の傍ら、味噌や醤油を作り、冬は木こり、猟師として活動するLGBT百姓。
季節に追われ外で働き、野菜を漬けて、眠気に勝てたら土壌学
【主催】CHARCOAL&AXE

|今後のスケジュール|
・5/28(日)森林整美vol.47
・6/15(木)森の図書館
・6/25(日)森林整備vol.48
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※内容については変更される場合もございます
※当イベントが開催される林地は公園ではございません
イベント時以外、関係者不在時の許可のない立ち入りはご遠慮いただいております
※ アクセス 及び 注意事項を必ずご確認ください
●お問い合わせ
→https://charcoal-and-axe.wo-un.com/contact/